第四届上海杯象棋大师公开赛日本站 志愿服务記録
執筆:中国語学科3年T
2024年7月27日(土)・28日(日)(東京都港区「中国文化センター」)に開催された上海杯シャンチー大師オープン大会・日本大会におけるボランティア活動についてまとめてみました。本大会は「シャンチー大会」として親しまれており、そのボランティア活動に参加した様子をお届けします。
ボランティア活動の概要
ボランティア活動は中国文化センターにて2日間にわたり行われ、主な役割は会場設営と大会運営スタッフとしてのサポートでした。参加者の多様性や大会の熱気を間近で感じることができ、非常に貴重な経験となりました。
そもそもシャンチー(象棋)とは?
シャンチーは中国やベトナムで親しまれている伝統的なボードゲームで、日本の将棋に似たルールを持つゲームです。駒の数が少なく、駒の形も丸いのが特徴です。シャンチーは歴史あるゲームであり、その魅力は戦略性の高さと独自の文化背景にあります。
大会の概要
上海杯は2021年に第一回大会が開催され、日本からは日本シャンチー協会が選手の派遣を行ってきました。第四回になる今回の上海杯では虎ノ門にある「中国文化センター」で日本大会が開催されました。大会には日本や中国をはじめ、さまざまな国から参加者が集まり、シャンチー大師(※象棋大師、中国のシャンチーにおける最高位の称号である特級大師につぐタイトル)たちとの熱戦が繰り広げられました。日本国内でシャンチー文化に触れることができる貴重な場となっています。
ボランティア参加のきっかけ
私は大会開催の直前まで、交換留学で北京語言大学に留学していました。帰国直前に、目白大学の先生からシャンチー大会のボランティア募集の連絡をいただ、大会には多くの中国人が参加すると聞き、日本で中国語を使う機会を増やしたいと考え、参加を決めました。シャンチー大会でのボランティアは、異文化交流の場として非常に意義深いものでした。
当日の活動の流れ
1日目
集合は午前9時、中国文化センター前でスタートしました。まずは受付業務や参加者の席の準備、シャンチー会場の設営を行いました。本大会ではシャンチー以外にも、シットゥインやチャトランガといった他国の伝統的なボードゲームの設置も行い、幅広い文化交流の場が広がりました。その後、開会式の準備としてお琴の運搬など、参加者のサポート業務にも携わりました。
2日目
集合時間と場所は1日目と同様で、いよいよ大会が本格的にスタートしました。スタッフとして、主に対局結果の記録を担当しました。参加者には中国人の方が多く、中国語でのコミュニケーションが求められる場面も多々ありました。 例として、 确认结果后,签名一下。(結果をご確認後、サインをお願いします。)
第◯轮现在开始。(第◯試合開始) など、中国語を使って迅速に対応するスキルが求められました。大会終了後は表彰式の撮影や会場の片付けを行い、2日間の活動を無事に終えました。
※写真は日本シャンチー協会より提供
最後に
今回の2024年上海杯シャンチー大師オープン大会・日本大会でのボランティア活動は、日本で中国語を学ぶ方にとって、実際に言語を使う貴重な機会となりました。特に中国人参加者が多いこの大会では、語学力を活かし、文化交流に貢献することができます。シャンチーに興味がある方や、中国語を使う場を求めている方には、ボランティアまたは参加者としての参加を強くおすすめします。
ぜひ、次回の大会にもご参加ください!
※なおこのボランティアには当日着用するTシャツが支給されたほか、お弁当、謝礼が出ており完全無償のボランティアではありませんでした。