中国語学科2年O
突然ですが、皆さんはどんな趣味をお持ちですか?
アウトドアでもインドアでも、色々な趣味を皆さんお持ちではないでしょうか。
私の趣味は喫茶店巡りです。カフェチェーンだけでない、個人で経営されている、ノスタルジックさを感じる喫茶店を巡ることが最近のマイブームです。
それぞれのお店の個性が溢れる店内を眺めながら食事をしたり、コーヒーを飲んだり、読書をしたり、はたまた友人と談笑したり。私にとって喫茶店で過ごす時間は非日常的で何だかワクワクする、何事にも代え難い時間になっています。
先日、図書館を覗いていたらこんな雑誌を見つけました。
知日》は2011年に毛丹青氏が創刊した日本に関する様々なテーマを取り上げて特集している中国の雑誌のようです。
私が図書館で手にしたこの号のページをめくって見てみると、日本の魅力的な喫茶店の写真とイラストの数々が掲載されていました。文章と画像の配置のレイアウトが綺麗で読みやすく、また自分の知っている喫茶店がいくつか掲載されていて、思わずテンションが上がってしまいました。そして喫茶店の喫煙文化といったような日本特有の喫茶店の特徴が説明されていて、情報を分かりやすく伝えようと工夫した事細かな丁寧さが伝わってきます。
文章はほとんど中国語(簡体字)で書かれています。ただ自分の興味のあったジャンルの内容だからか、中国語でも何となく文章の内容は掴めたような…気がしました。中国語が分からなくても写真やイラストでとても楽しめる雑誌になっています。
ここ最近、中国語学習において、自分は何をモチベーションにしているのだろうかと考えていました。「将来仕事で使うため?」、「推しの話す言葉を理解するため?」、人それぞれ学習へのモチベーションがあるでしょう。自分の好きなことと中国語が結びついていたら、語学を学習するモチベーションも上がるのではないでしょうか。正直教科書の内容だけだと中国語に対する実感がいまいち湧かなかったのですが、中国語が自分の読みたい雑誌に使われているのを見て、自分自身が中国語を学ぶことの意味を感じることができました。こういう風に自分にとって意味のあるメディアと出会えるので図書館は面白いです。