10月26日(土)、中国語学科の学生と交換留学生の希望者20名ほどと学科教員3名で静岡県三島へ一日旅に出かけました。普段のキャンパスライフを離れ、学科の学生と留学生がじっくり交流するため毎年秋に開催されるイベントです。
当日は朝早くに大学に集合し、バスで東名高速を西に走って神奈川県を抜け、静岡県へ。事故や工事のため少し時間がかかり、お疲れの皆さんはよく眠って充電していましたが、途中で休憩した海老名SAでは俄然元気に、名物のメロンパンなど美味しそうなお土産を手に入れ賞味していました。
一つ目の目的地である伊豆フルーツパークでは和風なランチとみかん狩り、お土産のショッピングを楽しみました。二つ目の目的地である三島スカイウォークでは、ジップラインをしている人々をちょっと羨ましそうに(?)横目で見つつ、長い吊り橋を渡ってゆっくりと散策しました。お天気はあいにくの曇りで、富士山も暗い山腹が見え隠れする程度でしたが、小さな丘がぽこぽこ生えた風景は味わい深く、普段とは異なる時間を楽しむことができました。
さて、肝心の国際交流についてはどうだったでしょうか。学科の学生と留学生たちは、最初はやや気恥ずかしそうにしている人も多めでしたが、きっかけを見つけて中国語や日本語で話してみたり、一緒にショッピングをしたり、それぞれの機会をつかんでいる様子でした。しかしクライマックスは帰りのバスの中でのカラオケじゃんけん大会でした。じゃんけん大会参加資格を得るため、有志の学生・留学生たちがなかなかの歌声を披露し、長いバス旅もあっという間に過ぎました。接戦の末、留学生のJさんが優勝し、都内最終地点に到着したバスを降りたところで表彰式を行い、旅を締めくくりました。
長いようで短い一日旅で、参加者の中には「もっと留学生に/日本人の学生に声をかければよかった…」と感じている人もいるかもしれません。そういった気持ちも今後実際に中国語を(留学生の場合には日本語を)使ってネイティブの人たちと話す機会を作り出してゆくための大切な「最初の一歩」です。歩幅は違っても良いので、この旅を通してそれぞれが自分なりの一歩を踏み出してくれていれば嬉しいです。