GOTO Yuya後藤裕也

専門領域

三国志、中国古典文学
[研究業績詳細]

担当授業

中国語2(読解)、中国語5(読解)、中国語特別セミナー、中国語専門セミナー、専門とキャリア

自己紹介・学生へのメッセージ

子どものころから小説を読むのが好きでした。恵まれたことに、小学校から大学までいつも尊敬できる先生がいました。ですから、ほとんど自然に国語の先生になりたいと思っていたのですが、それがいつのまにやら中国語の先生に……
新たに外国語を学びはじめて上達したいと思うなら、いちばん大切なのは日本語の力です。母語で知らない言葉を、いきなり外国語で言えるはずありませんよね。どんなに熱心に外国語を勉強しても、自分の母語より上手になることはありえないのです。ですから、外国語を学ぶと同時に、日本語もしっかり勉強してください。日本語の力がつけば、それだけ外国語の伸びしろができるのです。
読書はそんなにお金のかからない暇つぶしだったはずですが、近ごろではサブスクで動画を見るほうが経済的です。もちろんドラマや映画も魅力的ですし、外国語学習に有用なことはまちがいありませんが、日本語の力をつけるという意味では、やはり読書にはかなわないと思います。
最後にオススメの本として重松清『その日の前に』を挙げておきますので、よかったらぜひ読んでみてください。

ゼミの紹介

ゼミでは中国語で書かれた小説を読みます。時間の都合で短いものばかりですが、その分しっかりと「味読」します。「味読」とはあまり聞き慣れない言葉かも知れませんが、読んで字のごとく、作品の内容や情味を「よく味わってじっくり読む」ことです。
そのためには正しい文法知識が必要です。正しい発音が必須です。「なぜ発音?」と思うかも知れませんが、言葉にはリズムがあります。とくに書かれた言葉に込められた作者の真意を理解したいと思うなら、作者が紡ぎ出した言葉のリズムを同じようになぞれることが大切です。小難しいことを言いましたが、要は発音指導うるさくします、ということです。
そうして「眼光紙背に徹す」るほど「行間を読」み「読書百遍 意自ずから見(あらわ)」れたなら、作品はより味わい深いものとなり、それによりあなたの感性がいっそう磨かれることでしょう。また小難しいことを言いましたが、要は一緒に小説を読んでああだこうだ話しましょう、ということです。

ゼミ生から見た後藤ゼミ

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